レポート

2009.06.02 Electronic Entertainment Expo 2009 ショー視察編
皆さん、こんにちは。
アクセスゲームズのデザイナーH.Mです。

今回のビジネスレポートは、2009年6月2日~6月4日に開催されたElectronic Entertainment Expo 2009
(以下E3)へ視察出張した時の模様をお送りいたします。

E3は数多くのゲームショーの中でも世界最大規模で、毎年新ハードや新作タイトルが何処よりも
早く発表される場所として有名です。

今年は2007年度より行っていた招待制を廃止し、イベントの規模も拡大して開催するということで
注目が集まっており、アクセスゲームズでも、これは見に行くしかないでしょう!と視察が計画されました。

北米のゲーム市場の調査をすることが出来、しかも、まだ未発表のタイトルがいくつも発表され、
世界で一番早くプレイ可能ときては、ワクワクが止まりません!
また現地の人たちの生活やアメリカの風土を肌で感じることが出来る絶好の機会!

しかしここで問題が。何を隠そう私!なんと・・・・初のE3視察に加えて、初の海外出張!

というか初めての海外です。 (ここ重要です)


今回、すべてが初体験だった私の感じたことをそのままレポートしたいと思います。

まずは飛行機で約10時間かけて現地に向かうのですが、念願のE3に行けるとあって、
成田空港で鼻血を出してしまい「まだ日本やのに、興奮しすぎ!」と注意されました・・・でも!

そんなの関係ナッシング!


忘れもんないですよね?


待ってろよ!アメリカ!


飛行機に揺られること約10時間!
雲の上からの風景なんて滅多に
見ることが出来ないから貴重です

現地には前日入りし、チェックインやら市内の視察やらを行いました。
その時の内容はまた後ほど・・・。

・・・
時は経過して・・・。

開催日当日の朝8時、ホテルのテレビからなにやら声が。

「こんなに朝早くから賑やかな声がするなぁ~」と目を覚ますと、
「こちらE3会場前から中継です」(英語だったけど、たぶんこんな内容だったと思います)

なんと!朝のニュース番組でE3の特集が放送されており、レポーターの方がかなりのハイテンションで
中継を行っていました。

日本では「○○でゲームショウが行われました。」など、終わってから放送されることはありますが、開催前の、
しかも会場前から生中継で放送とは・・・驚きです!

海外でのE3に対する注目度が高いことが伺えました。

メンバーが揃ったところで気合一発! 「さあ、会場に乗りこむぞー!」

気合十分、準備万端で、いざ会場へ




会場に無事到着!

E3が開催されるロサンゼルスのコンベンションセンターには新作タイトルのポスターが貼られていたり、
オブジェが展示されていたり、謎の球体に入って遊んでいたりと、会場周辺はお祭り状態。

建物一面を覆い尽くす大きさの
某暗殺タイトルの看板

球体の中で何をしているんだろう?


テンションMAX!!!

早速会場に入り、受付を済ませ入場です。
夢にまで見たE3に行けるなんて思っていなかったので、入場パスを貰った瞬間は、
「本当に来ることが出来たよ!おお神様ありがとう!」としみじみ感じました。

会場の入り口はかなり広々とスペースが設けられており、入り口中心ではライブが行われていたり、
日本ではまだ発表すらされていないタイトルのポスターが飾られていたりと、
「最新情報の発信源はここや!」と納得させる、盛り上がりぶり。

かなり広々と空間が確保されおり
入口での混雑はほとんどありません

   
では、さっそく楽しむぜー!っと入ってすぐに北米パブリッシャーの大スクリーンがお出迎えです。

しかも、足を踏み入れた瞬間、 「ん!?」

なんと足元に絨毯が敷かれていたんです!
しかも、くつろぎリビングにあるような毛足の長いふんわり絨毯です。
やわらかくすることで、足への負担をより軽減しているんですね。
ちょっとした心遣いに感動です。

入ってすぐの場所に大スクリーンで陣取るのは毎年恒例の某社

入ってすぐ、皆さん動かず
スクリーンに釘付け

大きな混雑はなくスムーズに視察が出来ました

WEBで有名なブースもあり

リラックスしながらプレイしてます

 
日本と海外でブースの展示構成も全然違います。
E3では敷居がほとんどなく大スクリーンがよく見える構成になっており、
「みんな見に来てくれ!この楽しさをみんなで分かち合おうぜ!」的な感じになっていました。
また、日本ではなかなか出展されない海外の企業が大きくブースを設け、出展していたりと
現場でのみ得られる情報が多く、参加出来てよかったと思います。

注目の映像が流れ終えた後は、歓声と拍手が湧いて会場全体が盛り上がっていました。
発売前のタイトルがプレイ可能なブースには、開場直後から長蛇の列が出来ていました。

世界中で人気の某アクションゲーム開場直後から長蛇の列

日本の有名タイトルの新作も
注目されています。

 
視察しながら、日本と大きく違うと感じたのは コミュニケーション能力の高さ です。
その決定的に違うと感じた一幕をちょっとだけ紹介しましょう。

あるブースの某人気FPSゲームをプレイするために列に並んでいたのですが、突然知らない海外ゲーム
会社の方に話しかけられたのです。

既述の通り私は初海外、さらに英語が堪能ではないので出張前に練習していた拙い英語で、

「English cannot be spoken.」英語を話すことが出来ません 、と答えたのです。

するとその方は、すごく残念そうな反応で、会話は一時途切れたのですが、
数分後、今度はジェスチャーや知っている日本語を織り交ぜながら話しかけてきました。
なんとかこの楽しさや自分が得た情報を一緒に共有しようぜ!という熱い気持ちを感じ取ることが出来ました。

あれだけフレンドリーに話しかけてきたり、言葉が通じないとわかっているのに、熱心にジェスチャーも
交えてなんとか伝えようとする様子は、日本ではなかなか無いですよね。

みんなで情報を交換して、楽しさを分かちおう!という気持ちが目に見えてわかり、
これだけのコミュニケーション能力があれば、 「そら、おもろいゲーム作れるわ!」
と思わされる一幕でした。

こういったことは、あの場所というかあの会場の雰囲気だったからこそ感じ取れた内容で、情報サイトや
情報誌を見ていても感じることは難しいのではないでしょうか。

ちなみに話しかけてくれた方とはプレイ順番が来るまで話し続けました。
会話の内容はたぶん・・・・。

「このゲームはどこが面白いと思う?」
「あの映像はどう思う?」
「君の会社は日本のなんて会社だい?」
「会場には何時から来ているんだい?」

などの内容だったと思います。会話が成立していたのか怪しいですが(汗)

コミュニケーション能力の高さにビックリです

   


さてここで小休止。我が先輩、今回の視察の引率者SWERYのE3体験写真集から!(笑)
はしゃぎまくり・・・いえ・・・大変熱心に視察を行っていたようですが・・・。

ゲームに登場する場所を再現!コントローラーを握る手にも力が入ります

世界的に有名な俳優さんにサインをもらい、一瞬仕事を忘れた瞬間
SWERY「これは何としても持ち帰る!」


球体のカプセルに入って寛ぎながらプレイ

某有名バスターズの仲間入り

   
その結果・・・。
SWERY、あまりに楽しすぎたため足首を負傷。
毎度恒例みたいです(笑) でもわかりますよその気持ち!


SWERY「足首グネッた!」

   


そして、いよいよ視察前から注目していた!巷で噂のあれをチェックしに行きましたよ。

「あれってなんだよ?」「巷で噂って?なに?」
「もしかしてあれじゃね~?」
「きっとそうだよあれだよ!」
「じゃあみんなで言ってみよう!せ~の」



「PSP go !!」


そうです。噂の「PSP go」です。
映像や画像なら日本でも紹介されると思いますが、実際に手にとってプレイすることが出来るのは、
このイベントが初めてです。参加している人の特権と言っても良いぐらいでしょう。

早速、手にとってみると・・・。

「軽っ!!ってか薄っ!!」
かなり軽く大きさも現在の「PSP」よりも小さくなっており、どちらかと言えば携帯電話に近い印象でした。
画面はスライド式になり、アナログスティックの位置もゲーム機の中央近くに移動しており、今までの
「PSP」とは違うタイプのフォルムになっていました。
今まで使用していたUMDを廃止することによって小型・軽量化を実現しているとのこと。

さらに、PlayStation Storeに直接、アクセス出来るようになり、初代プレイステーションタイトルを
ダウンロード出来るほか、いろんなコンテンツを楽しめるようになっています。
「PSP go」を購入することでついてくる、CD-ROMをPCにインストールすることで、PC経由でより
簡単に利用出来るようになっているようです。

新ハードが発表されるということは、新しいタイプのゲームが開発されるという、
ワクワクする気持ちが湧いてきました。

新ハードを世界で一番早く触れられるということで、取材の方も多く、
海外のTV取材陣の方がレポートを何度か録り直しているのが印象的でした。
(言葉は英語ではありませんでした。イタリア語かな?)
やはりみなさん注目しているということですね。

これが「PSP go」だ!

どことなく携帯電話の雰囲気がします

画面はスライド式が採用されているぞ

横から見ると、その薄さがはっきりわかります

SWERYの顔と大きさを比べても
その小ささは一目瞭然


興奮冷めやらぬまま、会場をひと通り見終わった後は、「じゃあみんなやりたいもの好きなだけやりやがれー!」と
全員チェックしておきたいタイトルをプレイすることに。

テレビを3台使って広々とプレイ

皆さんお目当てのゲームプレイに熱心です

こちらはWiiのプレイブース

こちらはPS3のプレイブース

日本ではまだ発売されていない
ゲームもプレイ可能です

DJ気分で楽しめるようです


今回のE3は例年よりも規模が拡大し、新作タイトルの発表、「PSP go」の発表や今回紹介出来なかった
「Wii バイタリティーセンサー」の発表、Xbox360のモーションコントロールシステム「Project Natal」の発表など、
今後のゲーム業界がより活性化する内容だったと思います。
また日本と海外の違いがよくわかるイベントでもありました。

開発技術は日々進化し、日本の開発現場でも取り入れられていますが、特に最先端表現について
なぜ海外では先行して新しい技術を取り入れ、尚且つ世界的に売れるゲームを開発出来ているのか?
その疑問の答えの1つとしては、こういったイベントなどを通じて積極的にコミュニケーションを図り
情報を共有して、もっと良い商品を開発していこうぜ!という考え方があるからこそだと感じました。
日本とはそこが大きく違うのかもしれないという印象を持ちました。

今後も新しい技術や新作タイトルの発表など、業界の動向を見極めるのは難しくなりますが、
業界の流れに乗り遅れないように、自分のアンテナをしっかりと立てておく必要がありそうですね。
今回のE3視察で今後のゲーム業界がもっともっと盛り上がっていくと感じました。

来年のE3が本当に楽しみです。っていうか来年も行きたいんですがいいですか?


さて、ショー視察編はここまでとしまして、次のページでは 番外編としまして、E3以外のアメリカ体験記を
お送りしましょう!初の海外、初のアメリカで、私の受けた感動を皆様にお伝えします!