レポート

2014.11.02 MIT/Berklee College of Music 講演レポート

皆さん、こんにちは。
アクセスゲームズのモーションデザイナーN.Kです。

今回は、先日ボストン~ニューヨークで行ったのD4のPR活動およびNew York Comic-Con(以下NYCC)の視察レポートになります!

視察は主に以下の目的で行われました。
・SWERYによる大学での講演
・VGOコンサートの視察(D4の楽曲を演奏していただいたもようを後日レポートします)
・NYCCの視察(北米最大級のコミックイベントを後日レポートします)

まずは、D4の舞台であるボストンの大学で講演を行った様子から!

10/1、あいにくの雨......!!
ボストン到着の翌日で時差ボケしつつ、この日はMITで講演です。
MIT・・・マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)
言わずもがな、誰もが聞いたことのある全米指折りのエリート名門校の1つとされる有名な私立大学です!
このような大学で講演を行えるとは思いもよりませんでした......。

あいにくボストン滞在中は曇り/雨でした

機材準備のため早めに大学に到着。

お昼は割安でボリューム満点の学食を利用させていただきました。

SWERYも学生さん混じって並んでます。

おーいーしーそー!

腹ごしらえも終え、MITゲームラボの先生にごあいさつをしつつ、ラボの中も見学させていただきました。

ゲームラボというだけあってラボの中はゲームだらけです。

聞いた話では先生はかなりのマニアな方だとか・・・。

ビデオゲームソフトがずらり!

ビデオゲーム以外もたくさんあります。

使用させていただく講義室は結構な広さ!

こちらに来て初めての講演ということもあり、我々も念入りに準備を進めていきます。

AGスタッフとラボの先生とでセットアップ中。

カメラもバッチリ用意されています。

プロジェクターにゲームが上手く映らないなどトラブルはありましたが、何とか準備完了。

いよいよ、講演開始です。

MITで行うということもあり、「ビデオゲームの入力とKinectというデバイスについて」の講演を行いました。

講演はまず、

SWERY BIOのビデオ映像で経歴を紹介しつつ、

D4ってどんなゲームなのか軽く説明。

KINECTってどんなデバイス?

入力デバイスの歴史

KINECTでのゲームデザインについて

などなど演目を進めていきます。

D4はキネクト・コントローラー両方のデバイスでプレイできるゲームです。

感覚再現をテーマにしていることもあり、是非キネクトでのプレイを楽しんでいただきたいです。

コントローラとは違うデバイスではありますが、いかに快適に遊んで貰うか、どのようにデザインするのかとても醍醐味のあるデバイスではないでしょうか。

KINECTでの一つの操作に関する調整項目。

一つの操作だけでこんなにあります!

最後はKINECTでは特殊なゲームデザインしかできないと勘違いされていたり、先入観を持たれていたりしますが、そんなことはない!

そこをデザインするのがゲームデザイナーの腕の見せ所なんです!と締めくくって講演は終了。

続いて、生徒さんからの質疑応答を行いました。

初めてD4を知る方も多いなか、みなさん様々な疑問を投げかけて下さいました。

みなさんとても真剣に考えて下さり、こちらも熱が入りました。

皆さん真剣に聞き入ってくれています

質疑応答まで進行しましたが、でもやはりピンとこない部分もあるかと思います。

ということで、実際にD4をプレイ!

学生の方にプレイしていただきました!

記念にD4Tシャツをプレゼント!

続いてSWERYによるデモプレイも見ていただきました。

D4におけるキネクトによるゲームデザインを、より理解していただけたのはないでしょうか。

SWERYもデモプレイ

実演しながらゲームの説明を行います

MITの講演はこれにて終了!

みなさんがどういった反応をされるのかと多少緊張しましたが、つつがなく終わり、また興味を持っていただいた方も多くおられたり、

講演後飛び込みのインタビュー依頼で急遽対応するなど、一回目の講演はまずまず成功したと言えるでしょうか。

ご参加していただいた学生のみなさん、ゲームラボの先生、その他今回の講演に携わってくださった方々に感謝です!

続きまして、10/2に行いましたBerklee College of Musicでの公演の様子をレポートします。

Berklee College of Music・・・バークリー音楽大学(詳細情報は こちら

この日は曇り空。昨日に引き続き肌寒い日が続きます。

この日も昼食は学食を利用させていただきました。

学食巡りもなかなか楽しいです。

こちらではビュッフェ形式となっており、フレッシュな野菜から肉料理まで、さまざまな料理が用意されていました。

こちらの大学では2階も学食となっており、とても広いです。

お昼時はたくさんの学生が来られます。

料理の一部。他にもまだまだあります。

腹ごしらえをしたあと、今回の講演場所に向かいます。

なんと今回の講演の専用のポスターが!

スクリーンにも映し出されています! ありがとうございます!

先生と打ち合わせ中。

続々と生徒さんが入られています。

前日にMITで経験したので準備も順調に整い講演開始です。

音楽大学ということで、「ビデオゲームにおけるサウンドデザインについて」話をさせていただきました。

前日と同じくSWERY BIOビデオ~D4紹介は同じ流れ。

その後はサウンドディレクションにおけるビジョン共有の重要性について。

D4でキャラクターたちがランチを食べるシーンで使われたBGMを用いて説明をしていきます。

サンプル曲から初期段階の曲、そして最終的な採用曲を聞いてもらいどのようにイメージ共有/ディレクションが行われたかを語ります。

作曲家は曲を作って終わりなのか?作られた曲はディレクターが求めているものなのか?

SWERYによる解説にも熱が入ります。

D4で実際に行った手法を説明

曲だけでなく、BGMやSEなどミキシングでも同じような手法を用います

サウンドも共有されたディレクターのビジョンを元にデザインされるべき!

なぜならサウンドもゲームというプロダクトの一部なんですから!

ビジョンを共有して良質なエンターテインメントを作り上げましょう!と締め。

講演後は、D4がどういった世界観で、どのような曲が使われているかを知って貰うため、実際にプレイしていただきました。

まずはアクションパートから。

学生さんプレイ中(真ん中やや左白い服の方)

ジェスチャー入力にも力が入る

みなさんとても集中して見ていただいておりましたが、所々仕込まれているコメディに笑いが起きました。

いやはや開発社冥利につきますなぁ。

続けてアドベンチャーパートもプレイ。先ほどのアクションパートとは違い探索がメインになっています。

こちらはドラマ性が強いためシリアスなシーンが多くなっており、ユーザーの感情を揺さぶります。

アドベンチャーパートにチャレンジ

冒頭シーン。デモ中にもちょっとした遊びが隠されています。

デモ中でのジェスチャー入力

D4はサウンドにも力を入れており、どのようなゲームでシーンによってどういった曲やSEが付けられているか、など一端を見ていただけたのではないでしょうか。

そして質疑応答に入ります。

まずは、ゲーム音楽学科のマイケル・スイート先生からの質問。

ゲームディレクターの日常ってどんな感じ?などの素朴な疑問から、ゲーム会社に就職するには?など

多岐にわたる質問がされました。

先生の質問にも熱が入ります

受けこたえるSWERY

ゲームという、特殊な環境で音楽を作るということもあり、とても熱心にさまざまな質問をしてくださいました。

現役ディレクターの回答にみなさんとても熱心に聞いておられました。

他にもたくさんの質問をいただいたあと、生徒さんからの質問。

仕事をする前にサウンドデザイナーが行うべき準備は?D4のスタッフはどのように集められたのか、

など、D4のゲームに関しての質問も多くいただきました。

サウンド以外にD4についても興味を抱いていただけたようで大変嬉しいです!

学生さんからの質問を聞く

受けこたえるSWERY

バークリー音楽大学での講演もこれにて終了。

2時間近くのお時間も割いてくださり、とても充実した講演となりました。

講演後も質問に来て下さいました。 授業もあるなか、お集まりくださりありがとうございます!

サウンドに特化した音楽大学での講演は、我々にとっても貴重で有意義な時間になりました。
SWERYによる、サウンドデザインを知っていただいてどうのように感じていただいたのか、
みなさんの進路やこれから目標に少しでも活かされれば嬉しい限りです。

ご参加していただいた学生のみなさん、ゲーム音楽学科の先生、その他今回の講演に携わってくださった方々に感謝!

さて、MIT/Berklee College of Musicでの講演レポートはいかがでしたでしょうか。
今回はD4をもとに、それぞれの大学にあったテーマで講演をさせていただきました。

そして大変名誉なことに、ディレクターSWERYに
「日本人ゲームディレクターとして、MITおよびバークリー音大で初めて講義を行った人物」
という肩書が増えました!

このような嬉しいこともありましたが、悲しいことにD4を知っていた方はあまりおらず、
まだまだ認知度が低いのだと思い知らされました・・・。
これからもたくさんのユーザーに知っていただくため、PR活動を積極的に行っていきます!

また今回の講演でD4をプレイしていただいた様子を見ると、日本と海外での反応の違いを感じました。
アメリカでは大爆笑が起こることがしばしば、同じシーンでも日本ではクスクスといった反応。この辺は国民性の違いでしょうか。
日本ではさほど受けない、荷物を棚にしまうシーンで大爆笑が起こるといったようなズレもあったり。
アクセスゲームズでは、ワールドワイド向けに開発を行っていますので、こういった地域によって起こるズレというのは、
とても貴重な体験でした。以降の開発に活かしていきたいです。

以上、ボストン講演レポートでした。

次回は今回の視察出張のきっかけを作ってくださった、Video Game Orchestra(VGO)による
Bostonコンサート編をお届けする予定です!

乞うご期待!