皆さん、こんにちは。
アクセスゲームズプランナーのM.Oです。
今回は、東京ゲームショウ2016(以下TGS)のレポートをお送りします。
今年のTGSは9/15(木)~9/18(日)の4日間にかけて行われ、
来場者数は27万1224人、出展数は614社と、過去最大の規模での開催となりました!!
今回は私達が参加した、ビジネスデイ2日目の様子をお届けしたいと思います!!

今年の看板キャラクターが付けているのはVRでしょうか?

当日はあいにくの曇り空でしたがすごい熱気!
■会場の様子
 
会場に入ると、巨大なスクリーンや沢山のキャラクター達がお出迎えしてくれます。 
各社一押しのゲームが一目でわかるような作りになっていて、さながらテーマパークのようです!! 
コンシューマ-、PC、ソーシャルと様々なジャンルの企業が来場者の目を引くような工夫を凝らしていて圧巻です!! 
 
各社の可愛らしいマスコットキャラクターや迫力ある戦車等、見ているだけでも楽しめますね。家族連れのお子様も喜びそうです。

みんな知ってる有名RPGのキャラクター達!

発売目前タイトルのキャラクターもすごいクオリティです

パンツァーフォー!しそうな九五式軽戦車

お子様も楽しめそうな精巧な粘土細工が!
全体の印象として、去年まではソーシャルゲームのブースの規模が大きく、とても目立っていましたが、 
今年はあまり大々的な展示は無く、やはりVR関連が目立っていたように感じます。 
 
また、以前(10年近く前ですが...)参加したTGSと比べ、ブースにステージを設置している企業が増えていて、 
開発者のトークや声優さんのイベント、ゲーム大会、珍しい物だとプロレスの試合等を催していました。 
 
最近はインターネットで生中継していることも多いので、視聴者向けの宣伝としては、 
試遊よりもイベントで派手にアピールした方がいいのかもしれません。 
 
 
試遊台やPVの宣伝がメイン → ステージでのイベント等、試遊以外の宣伝が増加 
コンシューマータイトルがメイン → ソーシャル、VRの増加 
 
これだけで時代の流れを感じます...!!

某ブースでは試遊を待つ間、スタッフの方々によるライブアートも見ることができました!

一緒に写真を撮ってもらってゲーム世界を体験!(緊張した...)
■試遊の様子
さて、試遊以外の宣伝が増えたと書きましたが、もちろん試遊も無くなったわけではありません。
今年は発売を控えた有名タイトルが多く、いち早くプレイしたい人達が殺到していました。
やはり会場に来たからには発売前のゲームを実際にプレイしたい!ということで私達もお目当てのブースへ。
某有名RPGや、某ドラマとコラボした作品等、様々なゲームをプレイしてきました!
最近は体験版の配信が増えているとはいえ、発売前のゲームが遊べる機会はなかなかありません。
しかもプレイ環境が個室になっていたり、巨大なモニターだったり、各ブースが凝っていて自分の家とは全然違います。
そんな素敵な環境でゲームをする。ゲーム好きにはたまりません。
また、一人で遊ぶゲームだけではなく、複数人で対戦したり協力したりと色々なゲームがありました。 
最近は通信プレイが主になっていて、目の前の人とゲームをする機会というのも珍しくなっているのかもしれません。 
 ■VR 
今年の注目度No.1は何と言ってもVRですよねっ! 
 
...と書いたものの、昨年のレポートを見たら同じようなこと書いてますね(笑) 
→ TGS2015のレポートはコチラ
 
ただ、今年は違いますよ! 
何と言っても、今年は誰でも遊べるんです! 
私達も、朝イチから頑張って大阪から東京~幕張メッセへと、試遊できるのを楽しみにして来ました。 
前日、ビジネスデイ1日目は、すぐに整理券が配布終了とのことで、興味を示している人もさすがに多い様子。 
 
さぁ、到着。 
早速VRを、と意気込んだものの...

入場規制!!!
...皆さん考えることは同じなのですね...
開場して間もないはずですが、前日の勢いそのままに、整理券の配布が終了していたようです。
いやぁ、VR人気タイトルの競争率の高さを目の当たりにしました。スゴイですね。
他のタイトルも見ましたが、150分待ち(!)などなど...
私は入場規制や時間の都合などもあり、残念ながらプレイできませんでしたが(すみません!)、
ここからは、VR展示の様子を頑張ってレポートしてみます。
去年はプレス専用で、一般来場者はビジネスデイ含め試遊できませんでした。
今年は試遊できる上、PlayStation VR(以下、PSVR)の発売を控えてのTGS。
さらに、有名なタイトルがVR対応を続々発表したことなどもあり、話題性もバッチリです。
ということで、前述した開始早々に入場規制や整理券の配布終了は納得できますね。
発売していないゲームが多いので、まだまだこれからですが、
VRと抜群に相性が良さそうなレースゲームや話題の美少女と触れあえるゲームなど
幅広いユーザー層にアピールできるゲームが揃っていって、盛り上がってもらえるといいですね。
さて、PSVRのブースを例に挙げましたが、それだけではありません。
Oculus、HTC Vive、Gear VRなどのハード展開や、コンテンツの対象ユーザーの幅も多様でした。

女性向けのVRゲームなどもありました
もちろんゲームだけではなく、漫画とVRを融合させたコンテンツなど、
VR市場がまだスタートしたばかりだと感じさせてくれるような実験的なコンテンツもありました。
この盛り上がりを保ちつつ定着化させるためにも、面白いコンテンツがどんどん出てくるのを期待したいと思います。
そこにアクセスゲームズも何かの形で関わることができたら良いですね。
余談ですが、VRは基本的にプレイ(体験)している本人だけが楽しめるコンテンツなので、
他の来場者に楽しんで見てもらうのは難しいのでは?などと考えていたのですが...

こんな風にVRで見ている画面をモニターに映せばいいってことですよね。 
普通に考えれば、当然そうなります。分かってますよ、分かってます。 
 
しかし、あくまでもモニターの世界に入り込めているのは体験している人だけなので、完全には体験を共有できません。 
見ているだけ...と思ったのですが、プレイしている人を見るのも楽しいなと感じたのです。 
声を上げたり、驚いたり...本人が見えていないのをいい事に、リアクションを楽しむ。 
こんな楽しみ方もあるんですかね。(正しいかは分かりません!...けれど楽しい!) 
意外(?)な発見もあり、より楽しめました。 
ただ、自分は見られたくはないなぁと思いました(笑) 
 
■まとめ 
東京ゲームショウ2016のレポートは以上です! 
1日だけの参加となり、TGS2016の盛り上がり全体を体感できたわけではありませんが、 
大勢の人、長い行列、広い会場など、熱気と規模を肌で感じることができ。とても良い体験ができました。 
 
1日歩き回るので、帰る頃には「疲れた~」と言ってしまうわけですが、 
振り返ると、出展ブース、来場者などいろんな熱気を浴びて刺激を受けるのと同時に、少し視野が広がったような感覚も覚えました。 
というのも、様々なゲーム、コンテンツが展開されている中で、当然、普段自分が意識して触れる機会の少ないものにも目が行くわけです。 
こんなゲームや市場(ジャンル)があるのか、という中身だけでなく、そこに興味を示している人やブースなど 
普段目にしない、できないものに多く触れることができたのも貴重な体験でした。 
ピックアップして取り上げていませんが、インディーゲームや学生作品も多く展示されており、 
完成度の高さや、面白いゲーム性に大変刺激を受けました。 
 
去年はソーシャルゲーム、スマートフォン向けゲームの出展が目立ちましたが、 
今回はVR関連のブースが多く出展されており、様々なジャンル、コンテンツを見ていると、 
ユーザーだけでなく企業、開発者側の期待感や挑戦心みたいなものも感じることができました。 
今年はPSVRも発売され、本格的なVR市場の幕開けといったところなのでしょうか。今後の展開がとても楽しみです。 
ゲームコンテンツも当然なのですが、個人的にはVRで映像コンテンツが楽しめる機能も気になるところです。 
発売日には買えないのですけれど...残念。 
 
TGSは年々規模が拡大しているものの、今年は大きな新作の発表などはありませんでした。 
そういった点では、海外のゲームショウなどに譲っている部分はあると思います。 
当然市場は世界の方が広いのですが、来年はTGS(日本)で新作の発表など、今以上に世界的にも重要なゲームショウになるといいですね。 
そのためには国内、日本のクリエイターが頑張らないといけないわけですよね。 
アクセスゲームズもユーザーに満足してもらえる作品を作るのと同時に、そこに一役買えるような存在を目指したいですね。















